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医学・工学の高度な技術・知識を身につけるカリキュラム。
透析療法は、高度な腎機能低下が見られる患者様の血液を体外に導き、人工腎臓を用いて体内から毒素や余分な水分を除去する治療法で、患者様の生命を維持するために行われます。実習では、透析監視装置とその周辺機器の操作方法から保守・点検までを学びます。
たとえば心臓手術の際に、患者様の心臓と肺の機能を一時的に代行するのが人工心肺装置です。患者様の生命維持と手術の成功を確実にサポートするために、人工心肺の回路(血液が流れる回路)の組み立てから操作、メンテナンスまでを学び、実習を重ねて技術を磨いていきます。
駅や公共施設などでも見かけるようになったAED(除細動器)は、急性心筋梗塞などの初期対応として重要な役割を果たします。実習では、人体シミュレーターを用いて救急蘇生法を習得。救命救急などの現場で使われる機器だけに、保守・点検についてもしっかり学んでいきます。
■テーマ
基礎知識を徹底的に習得
理数系を中心に工学系の基本となる科目を着実に履修。人体構造や機能など医学の基礎、エレクトロニクス分野のコンピュータに加え、人間関係学など、医療人としての基礎的知識を学びます。
■カリキュラム
科学的思考の基礎
数学、物理学、化学、生物学
人間と生活
人間関係学、公衆衛生学、英語Ⅰ、コンピュータ基礎演習、社会学、保健体育
人体の構造及び機能
解剖生理学Ⅰ、解剖生理学Ⅱ
臨床工学に必要な医学的基礎
医学概論、血液学
臨床工学に必要な理工学的基礎
基礎工学、医用工学Ⅰ・実習、材料工学、物性工学、機械工学
医用機器学
医用機器学Ⅰ
生体機能代行技術学
人工臓器学Ⅰ、人工臓器実習Ⅰ
■テーマ
専門知識を深めて学内実習
実習を通して知識を技術へ結びつけることが目標。医療現場を想定した施設で、最前線で活躍した教員の指導のもと各種最新機器の操作や修理・メンテナンス技術・導入計画を確実に習得します。
■カリキュラム
人体の構造及び機能
生化学、解剖生理学実習
臨床工学に必要な医学的基礎
基礎看護学、免疫学、微生物学、病理学
臨床工学に必要な理工学的基礎
医用工学Ⅱ・実習
臨床工学に必要な医療情報技術とシステム工学の基礎
情報数学
医用生体工学
生体計測学・実験
医用機器学
医用機器学Ⅱ、治療機器学・実験
生体機能代行技術学
人工臓器学Ⅱ、人工臓器実習Ⅱ
医用安全管理学
医用安全管理学・実習
関連臨床医学
臨床医学総論、麻酔集中治療学
■テーマ
実際の医療現場で臨床実習
医療施設での臨床実習では、現場の実務経験・学習成果の確認とともに精神面の成長も促します。ここで技士としての責任と自覚を身につけた後は、国家試験合格に向けた総仕上げを行います。
■カリキュラム
臨床工学に必要な理工学的基礎
医用工学特論
臨床工学に必要な医療情報技術とシステム工学の基礎
医療情報学、システム工学、情報工学特論
医用生体工学
臨床工学特論、医用生体工学特論
医用機器学
医用機器学特論
生体機能代行技術学
生体機能代行装置学特論(循環)、 生体機能代行装置学特論(代謝)、 生体機能代行装置学特論(呼吸)
医用安全管理学
医用安全管理学特論
関連臨床医学
臨床医学特論
臨床実習
臨床実習
特別講義
国試対策講座、総合医用機器演習