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前期日程も残すところ僅かになりました。
世界中の人々が、これまでの生活様式を見直すことで未知のウイルスと闘い、それぞれが協力し合っていることは皆さんもご承知の事と思います。しかしながら、このウイルスに対する決定的な打開策が見出されていないという事も事実であります。夏にはこの状況も収束するであろうと思っていた、当初の希望的観測も諦念せざるを得なくなってきました。
そこで、この未知のウイルスとの闘いを皆さんと共に確認しておきたいと思います。これまでの皆さんの自律的な新しい生活様式は、大きな武器であり皆さん自身をはじめ、多くの人々や社会全体を守ってきました。これから始まる夏季休業の際にもこの取り組みを継続的に実施していただきたいと思います。やむを得ず外出する時も、自分自身や多くの人々を守る行動を今一度、意識し確認するようにしてください。三密を避ける行動というのは、強い孤独を感じる事があるかもしれません。しかし、世界中の人々も皆さんと共に闘っていることを胸にこの困難な夏を共に乗り切りましょう。
最後に東日本大震災の被害を受けた地域の被災者の方が、私にこの様な話をしてくれたことがあります。「やまない雨はない、だから頑張るよ、もとどおり以上になるまで」この言葉には想像を絶する困難と、果敢に立ち上がろうとしている力強さを痛感しました。
私たちにもできるはずと信じています。世界中の人々と心で繋がり共に闘う事で、この困難を乗り越えてこれまで以上のすばらしい社会が創られるということを。
学校法人文理学園
理事長 菅 貞淑
日本文理大学医療専門学校
校長 豊住 昭和